太陽・木星・月など、私たちがいる地球の周りには様々な星を観測することが出ます。
星は大きく分けて、「恒星」「惑星」「衛星」に分けることができます。
今回は、恒星、惑星、衛星のそれぞれの特徴と違いを見ていきましょう。
恒星とは
恒星とは自ら光を出すことのできる天体の事で、太陽系で言えば、太陽にあたり、高温のガスからなる天体です。
それ以外の星も光って見えますが、それは恒星の光を反射して光って見えるだけなのです。
恒星はどうやって?自ら光を出してるの?
恒星は、“核融合反応”によって光を放っています。
恒星の大半は水素(H)で出来ていています。
水素は超高温になると、核融合反応が始ります。
水素原子核が集まってヘリウム(He)が出来上がるのです。
この核融合反応によって熱エネルギーや光が発生し、地球まで届いています。
恒星にも“終わり”がある
夜空に見えるほとんどの星々は天の川銀河内の他の恒星です。
(つまり、太陽のような星が無数にあります)
恒星はその大きさによって、星の寿命が来た時後の形態が違います。
太陽よりもっと大きな恒星(30倍以上)は最終的にはブラックホールになりますが、太陽サイズの恒星は“白色矮星”になって生涯を終えます。
太陽 出典 : Wikipedia
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惑星とは
太陽系で言えば、地球や木星など。
恒星の周りを公転している天体のことを惑星といいます。
太陽の周りには8個の惑星が公転しています。
(水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星)
『惑星』という名称は、地球上から他の太陽系の惑星を見た時の動き方からきてます。
夜空を見上ていると、ほとんどの星(太陽以外の恒星)は規則正しく動きます。
これは地球が自転しているので、動いてるように見えるだけ(星の見かけの動き)で実際に星が動いてる訳ではありません。
しかし、惑星(土星 等)は違います。
惑星は実際に動いているので、惑星が動いた動きと、地球が自転、公転して動いているように見える動きが混ざって、全然規則正しい動きになりません。東に動いたかと思えば次は西へ、というように。
まるで、進むべき道に迷ってる様な動きから、【惑う→惑星】と呼ばれています。
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衛星とは
太陽系で言えば、地球の衛星・月や木星の衛星・イオなど。
惑星の周りを公転している天体の事を衛星といいます。
我らが地球の周りを公転している月も衛星です。
地球には衛星はひとつですが、木星には60個以上の衛星があります。
惑星の軌道上にあっても、氷の塊などは衛星と呼びません。
月越しの地球 出典 : JAXA