幕末から明治時代を生き抜いた偉人・西郷隆盛。
犬を連れた西郷隆盛の有名な銅像が東京の上野公園に建立されていますが、薩摩国(現在の鹿児島県)出身です。
“薩長同盟”・”戊辰戦争”。明治維新に向けて奔走しました。
“西郷隆盛”は届け出ミスで”隆盛”になった?
西郷隆盛は元々”西郷隆永(たかなが)”と名乗っていましたが、ある事件をきっかけに”隆盛”と名乗ることになります。
その事件とは?
新政府発足後、”位階”(江戸幕府が滅び、新たな役職のようなもの)を授かった時、受賞?の届け出を知人に任せていた西郷さんでしたが、知人が誤って”隆盛”と届け出てしまい、しかたなく以降”隆盛”と名乗っています。
名前をそんな簡単に変えるなんて、と思われるかもしれませんが当時は “縁起がいいから今日から〇〇と名乗るぞ” といたように日常茶飯事?なことだったようです。
因みに”隆盛”は西郷隆永(たかなが)のお父さんの名前と同じです。
教科書にものっている【エドアルド・キヨッソーネ作の版画】の西郷隆盛も “実はお父さんを参考にして想像で描写されたもの” です。
エドアルド・キヨッソーネ作の版画 出典 : Wikipedia
西郷隆盛像の犬の名前
知っている方がほとんどだと思いますが、西郷隆盛像の犬の名前は『ツン』と言います。
西郷隆盛が犬を飼っていたのは事実ですが、実際飼っていた犬の種類と銅像の種類は違うようです。
西郷隆盛が犬を飼っていた理由の一つに面白い話があります。
実際に犬が好きだった。というのもありますが、もう一つの理由が “運動の為” だったようです。
明治政府発足後たくさんの部下もでき、今までの忙しさから解放された西郷さん。
あまり動かなくなって、急に太りだします。
これは何とかしなければと西郷さん。
始めたのが、山に登ってウサギ狩りでした。
健康(ダイエット)の為愛犬と山に登る事が多かったようです。