セーラー服(学生服)の起源は?セーラー服の雑学

女学生の制服で多くの学校が採用しているセーラー服。

セーラー【 Sailor 】は日本語で水兵という意味でその名の通り海軍の水兵さんが身に着けているものです。

今回はセーラー服の雑学をご紹介します。

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なぜ、女学生がセーラー服?

日本の女学生がセーラー服(水兵服)を着ているのはなぜでしょう?

これには諸説ありますが、有力なのは、日本がイギリスを真似た。というものです。

最初にセーラー服を女学生の制服に起用したのがイギリス。
1857年にイギリスがセーラー服を海軍の制服として採用しています。
それを真似て日本も1872年にセーラー服を軍服として採用しています。

やがてイギリスがセーラー服を学生服として採用すると、日本もそれを真似て採用。

というがあります。

セーラー服の襟の意味

セーラー服は大きな襟が特徴です。

元は海軍の軍服だったセーラー服ですが、あの襟は何のためについているのか?
もちろん理由はあります。

海軍の職場は海の上です。
誤って海に落ちる事もあるでしょう、、、。
そんな時役立つのがセーラー服の襟です!
『溺れている人を助ける時に真正面から助けてはいけない!』
というのは知っている方も多いと思います。
溺れている人はパニック状態なので前から助けると両手両足でしがみつかれてしまい両者共に溺れ死ぬ確率が高いからです。
溺れてる人を助けるのは後ろから。
そうです!
溺れる者を救出する時、大きな襟があると掴みやすいのです。

もう一つ理由があります。
海軍が働く船上では、波の音や風の音で号令や合図などが聞き取りにくいのです。
怖い先輩が何か言ってるのに聞こえない、、、。
そんな時はセーラー服の大きな襟を立てます!
耳の後方まで襟を立て、音を聞きたい方を向く!
これが、思っている以上に集音効果抜群なんです!
比較的静かな部屋で耳の後方を両手で覆ってください。
聞こえなかったはずの音が聞こえます。

因みに、海軍で三等海曹以上になれば白詰襟の制服にランクアップします。

海軍 白詰襟制服  出典:学生服学ラン制服が好き!

こちらは大きな襟がありません。
偉くなればもう溺れる心配はないということでしょうか 笑

おまけ : 学ランの起源

男子生徒の学ラン(白詰襟)は1886年に東京帝国大学(東大)が陸軍の制服を手本に採用した学生服です。

その後、第二次世界大戦が勃発。1945年の終戦後、混乱からしばらくの間学生服は決まっていませんでした。
皆、国民服や軍服など手元にあるものを着ていましたが、時間と共にまた白詰襟の学ランに戻っていきました。

学ランの『ラン』の由来

明治時代に入り洋服を輸入して庶民らがそれを着始めたころ。
洋服の事を『ラン服』と呼んでいました。

貿易が盛んだった国『オランダ(阿蘭陀)』の『蘭』をとって『蘭服』。

故に『学ラン』!

ヤンキーは『短ラン』!

私の部屋は『散ラン、、、』

セーラー服の襟にはちゃんと理由があったんですね。

セーラー服を着用している女学生の方。
授業中先生の声が遠く感じたら、是非!その大きな襟を使いましょう!

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