動物の目の位置の不思議

私たち人間の目は顔の真正面についています。

しかし、ウサギや鳥などの目は顔の左右に一つずつついていますよね?

動物によって目の位置は様々です。

何か意味があるのでしょうか?

今回は、動物の目の位置の不思議に迫ります!

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肉食動物の目の位置

ライオンやトラ、犬・猫や人間の目は顔の真正面についています。

これらに共通して言えること、、、。

それは、肉食動物であるということです。

肉食動物は、食料である“獲物(動物)”を捕獲しなければなりません。

捕獲される側の動物も必死に逃げ回ります。

確実に“獲物”を捕獲できるように、肉食動物の目は顔の真正面についているのです。

顔の正面に目がついていることのメリット

顔の正面に目がついていると、距離感がつかみやすいというメリットがあります。

獲物を捕獲する時は、獲物に接近し自分の射程圏内に入った瞬間に一気に捕獲します。

顔の正面に目がついていることにより、獲物との距離感が正確になり捕獲しやすくなっています。

顔の正面に目がついていることのデメリット

人間でもそうですが、目が顔の正面についていると左右の視野極端に狭くなります。

右を見たいときは右に顔を向けないと見る事ができません。

天敵の接近に気づきにくいというデメリットもありますが、肉食動物は襲われるよりは襲う側にいるので、食料に無事にありつける為にも目は顔の正面の方が有利なのです。

因みに!
人間の目は見ようとしている中心部よりも少しずれた周囲の方が見やすくなっています
裸眼で星を見る時なども、見たい箇所からあえて目をそらしてぼんやりと眺めることで見えていなかった暗い星や星雲が見えることがあります。
顔の正面に目がついているデメリットを少しでも補おうとしているんですね。

草食動物の目の位置

ウサギや鳥(草食)などの目は顔の左右についています。

これらは先の肉食動物の逆!草食動物だからです。

草食動物は主に草や木の実などを食べて生きています。

草食動物の多くは肉食動物の“獲物”です。

食事中や就寝中、いかなる時も危険と隣り合わせです。

いつ天敵の肉食動物が襲ってくるかわからないので、常に周囲の状況を把握しなくてはいけません。

周囲の安全を一度に確認できるように、草食動物の目は顔の差左右についているんです。

顔の左右に目がついていることのメリット

顔の左右に目がついていることにより、首を傾けなくても左右を一度に見ることができます

左右に目がついていることで、両目の視野角度の合計は300°を超えます!(人間の視野角度は200°程です)

常にパノラマ映像が見えているようなものです。

ほんの一瞬でも気が抜けない草食動物は左右確認の為に顔をキョロキョロしている暇は無いんですね。

顔の左右に目がついていることのデメリット

顔の左右に目がついているということは、当然前方が見にくくなります。

逆に言えば真正面と真後ろを見る時だけ、首を曲げればいいということになります。

因みに!
鳥が首をかしげている行為は前を見ているということです
ツバメやスズメなどなじみ深い野鳥でもよく目にする首をかしげる行為。
あれは、かわいく見せるためではありません。首をかしげ、片方の目をこちらに向けることでこちらを見ているのです。
見られていない。カワイイ。と思って近寄るとすぐさま逃げますよね。
あれはこちらをガン見しているからだったんですね 笑
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