宇宙はとてつもなく広く、謎が多い。
私たちは地球という星に生まれ、育ち、この地球上の現象のみであらゆる現象の“常識”を培っています。
しかし、地球を出て一歩宇宙に足を踏み入れれば、常識の通用しない現象ばかり起きています。
多くの人に宇宙に興味を持ってもらえるよう、僕が宇宙に興味を持つきっかけになった“事実”をご紹介します。
夜空に輝く星の正体
夜空に無数に輝く星々。
その無数の星たちは一体何だと思いますか?
宇宙にある大きな石や塵が太陽の光で照らされて光って見えると思っていませんか?
(お恥ずかしながら、僕は中学位までそう思っていました)
あまり考えた事無いという方も多いのではないでしょうか?
夜空の星の正体は、、、
実はみんな、恒星(太陽の様に自ら輝く星)なんです。
(正確には、太陽系の地球以外の惑星を除く全てですが。)
金星・火星・木星・土星なんかは自ら輝かない惑星で、太陽の光を反射して光って見えています。
それ以外の輝いている星が、太陽のような恒星なんです。
それらの恒星の周りにも惑星は回っています。
目には見えませんが、見えている恒星の周りに存在するであろう惑星の数はとんでもない数になります。
まさに天文学的数値です。
しかも!
見えている恒星は、私たち銀河(天の川銀河)の中のほんの一部だけです。
天の川銀河が直径10万光年あるのに対し、地球から見える範囲はせいぜい半径5,000光年程度です。
つまり、私たちは天の川銀河内の10分の1の恒星を見て“宇宙”と呼んでいたのです。

地球から見える天の川銀河内の星 出典 : Happenig Star
しかも!しかも!
銀河は私たちの銀河以外にもたくさんあります。
今年(2016年10月13日)にNASAは銀河の数は2兆個と発表しています。
参照: CNN.co.jp
とんでもない数です。
宇宙全体の恒星の数は?
先に銀河の数が2兆個と書きました。
では、一つの銀河には何個の恒星があるのでしょうか?
私たちの天の川銀河は、他の大きな銀河と比べると小さい方ですが、約3000億個の恒星があると考えられています。
そんな銀河達が2兆個も、、、。
一体宇宙全体には何個の恒星、惑星があるのか、、、。
ペルセウス座銀河団
出典 : apod.nasa.gov
上の写真。大きく光るものは全て銀河です。
これらの銀河内に無数にある恒星。その周りをさらに無数の惑星が回っています。
地球と同じような環境の惑星もきっとあるはずです。
オカルトではなく、宇宙人は間違いなくどこかに居ると僕は思います。
宇宙は膨張し続けている
『宇宙は約138億年前に“ビックバン”と呼ばれる大爆発で始まった。』というのが通説です。
知っている方も多いかと思いますが、ビックバンによって膨張して大きくなった宇宙は今でも膨張し続けているんです。
宇宙はこれからもこのまま膨張を続けるのか、
膨張のスピードはやがて落ちて次は次第に縮小し最後には“無”になるのか、色々な推測がなされていますが、今だに謎です。
他の天体の大きさは?
太陽は地球の109倍の大きさを誇る大きな天体(恒星)です。
しかし、私たちは太陽系からですら出たことがありません。
太陽系から少し離れるだけで、太陽の100倍!1,000倍なんて恒星も多く存在しています。
宇宙には更に大きな恒星も存在するでしょう。
そして、巨大な恒星はその生涯を終える時、
「超新星爆発」を起こしたり「ブラックホール」へ姿を変えます。
それらは、また新たな恒星誕生のきっかけにもなるんです。
どうですか?
宇宙に興味が沸いてきましたか?
宇宙の魅力を感じつつ夜空を見上げていると時間が立つのを忘れてしまいます。
機会があれば、宇宙について考えながら夜空を見上げてみてください。
日常の嫌な事、辛いことなんかもどうでもいい小さいことのように思えてきますよ。