硫酸の雨?過酷な惑星”金星”

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宵の明星金星

地球から見る金星はとても明るいですね。

太陽、月を除けば一番明るい天体です。

理由は、金星は光を反射しやすい事と、地球との距離が近いからです。

地球からの距離は約4,000万㎞。

時速100kmで飛ばせば、大体46年後には着くでしょう。

金星の大きさ、質量

他の太陽系惑星と比べると一番地球の大きさに近い惑星です。

大きさ、質量共に、地球の約80%程の大きさです。
また、重力もほぼ地球と同じで、金星は地球の約90%の重力があります。

なんだか親近感が湧いてくる惑星ですね。
しかし、金星の環境は地球とは違い非常に過酷な環境なんです。

金星と地球           出典 : wikipedia

金星には硫酸の雨が降ってる!?

金星は分厚い雲に覆われています。

地表から50km〜70kmの間に分厚い二酸化炭素の雲が存在し、その雲には濃硫酸や硫黄が含まれています。

その雲からは何と、硫酸の雨が降っているんです。

硫酸の雨は地表にたどり着く前に蒸発します。

なぜなら、二酸化炭素雲による温室効果により、金星の表面温度は500℃近い灼熱地獄だからです。

地表の温度が500℃とは信じられない高温です。

身近なもので言えば、ホットプレートの表面温度でも、一般的なもので200℃位です。

金星にも海はあった!?

金星にはかつて海があったと言われています。

しかし、太陽活動の活発化に伴い無くなってしまったとされています。

地球でも海水は蒸発して水蒸気となってしまいますが、地球の場合は上空で冷やされて雨となって降ってくるので海は無くなりません。

金星の場合は暑すぎる様です。

水蒸気になった水(H2O)が、太陽の熱で水素(H2)と酸素(O)に分解されてしまうのです。

分解された水素は宇宙に放出されてしまいます。

その結果、水のままでいることができなくなり、水が無くなってしまったと考えられています。

はるか昔。太陽活動が今より弱かった頃に、金星には海があった…。

だとするならば、何かしらの生物が生きていてもおかしくないですね。

因みに、およそ60億年後に太陽の寿命がきます。
太陽が膨張し始めると地球も今の金星と似た様な環境になるはずです。

因みに、因みに、その前(40〜50億年後)にアンドロメダ銀河が僕たちの銀河系に衝突すると考えられています。
(アンドロメダ銀河に関してもまた記事にできればいいなと思っています)

私たち“人間”の文明も“宇宙”全体で見れば。ほんの一瞬の出来事なんですね。

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