みなさん「小姓」(こしょう)という言葉を聞いたことがありますか?
「小姓」とは、戦国時代に身分の高い人の身の回りのお世話をしていた「少年」のことをいいます。
戦国時代の「小姓」という職業。
一体どんな仕事内容だったのでしょうか?
小姓を務めた偉人達
偉い人(城主など)に仕えた小姓ですが、その名の通りとても若い少年が着いていました。
当時、「小姓」は出世への一番の近道でした。
小姓を務めた主な偉人たちを何人かピックアップしました。
- 堀 秀政(ほり ひでまさ)【なんでもできる 名人久太郎】
→織田 信長に仕えた - 森 成利(もり なりとし)【蘭丸の名で有名】
→織田 信長に仕えた - 直江 兼続(なおえ かねつぐ)【“愛”一文字の兜】
→上杉 景勝に仕えた - 石田 三成(いしだ みつなり)【有能だが人付き合いが苦手】
→羽柴 秀吉に仕えた - 井伊 直政(いい なおまさ)【後の“ひこにゃん”】
→徳川 家康に仕えた - 柳生 三厳(やぎゅう みつよし)【剣豪。通称 十兵衛】
名前くらいは聞いたことがある偉人ばかりですね。
小姓が出世への一番の近道ということもわかります。
意外な小姓の仕事内容
では、「小姓」は普段どんなお世話をしていたのか?
一番に思いつくのは戦(いくさ)などで主君を守る盾となることですが、その通りです!
主君の命を守るのは小姓の大事な仕事の一つです。
いざという時のために小姓は武術に優れている者が選ばれました。
もちろん小姓の仕事はそれだけではありません。
戦(いくさ)がない時には、身の回りのお世話も大切な仕事です。
現代の秘書のような仕事内容だったと思われます。
これらの仕事以外にも一風変わった仕事もありました。
その仕事をするのは主に戦(いくさ)中!
どんな仕事なのでしょう?
戦(いくさ)中の「小姓」の意外な仕事
戦(いくさ)になると、敵の領地まで出向くことになります。
それも数十キロ、数百キロという距離を徒歩で進軍します。(信じられない…)
もちろん、進軍するのは総大将含む兵士達です。
家族や女性なんて連れていけません。
そこは戦場、ただでさえ血気盛んな男たちが更に生気にあふれます!
男性の方ならおわかりでしょう。
そうです!性欲が高まります!
家から遠く離れた敵地ムラムラする!しかし、女性は居ない!
どうしたものか、、、。
ここで小姓の出番です。
小姓を従えた偉い人は小姓と共に性欲を解消するのです。
今じゃ考えられませんが、思春期前後の少年達は大層かわいがられていました。(カワイイ♡の意味で、、、)
「男色」や「少年愛」とよばれるこの行為は、当時当たり前のように行われていました。
そのため「小姓」に選ばれる少年は、『美男子』で『小柄』な者が選ばれていました。
因みに、『女好き』で有名な豊臣秀吉こと、羽柴秀吉はこの「男色」には全く興味を示さず、筋金入りの『女好き』だったようです。(リスペクト!)