宇宙飛行士になるための条件

かなり前の話になりますが、2008年に厳しい選考を突破し、JAXAに2名の宇宙飛行士候補者が入社しています。
大西 卓哉(おおにし たくや)さん当時33歳。
油井 亀美也(ゆい きみや)さん当時39歳。

大西さんは東大卒、油井さんは防衛省 航空幕僚監部という航空自衛隊に関する防衛行政全般を担う部署で働いていたというまさにエリート。

しかし、高学歴のエリートならいいという簡単なものではありません。
宇宙飛行士になるためには厳しい選考、試験を通らなければいけません。

今回は、あまり知られていない宇宙飛行士になるための条件をご紹介します。
ご紹介するのは前回2008年の宇宙飛行士候補者の募集時にJAXAから提示された条件です。

スポンサーリンク

宇宙飛行士になるための【学力】

大学卒業以上(自然科学系学部)の学歴であること!
当然、大卒!ですね。

自然科学系の分野において3年以上の実務経験があること!
大学によっては在学期間中も実務経験となる大学も

宇宙飛行士として訓練していくうえで対応できる能力をもっていること!
無知で入社してから勉強しようと思ってもムリ!

英語で充分コミュニケーションがはかれること
日常的な会話以外は基本英語です。海外のクルーと一緒に宇宙へ上がることもありますし。

宇宙飛行士になるための【基礎体力】

訓練に耐えられる泳力があること!
(75m泳げること!10分間立ち泳ぎできること!)
僕は泳げません、、、。

宇宙飛行士になるための【医学的特性】

身長が158cm以上、190cm未満であること!
小さすぎてもダメ、大きすぎてもダメ!
この条件はどれだけ努力しても結果は変わりませんね。

最高血圧140以下、最低血圧90以下であること!

視力は両目共に1.0以上であること!

聴力、色覚は正常であること!
普段から食生活等気を配り、健康な体が必要です。

宇宙飛行士になるための【心理学的特性】

適応性、協調性、情緒安定性、意志力があること!
他の宇宙飛行士と数か月間、長い時で1年以上宇宙船や宇宙ステーションで生活を共にします。
喧嘩や仲間割れなんてもってのほか!
どんな状況にも適応し、皆と協調し合える能力が必要です。
これって、かなり難しそう、、、。

宇宙飛行士になるための【その他】

JAXAに10年以上勤務でき、長期間海外での勤務が可能であること!
ホームシックは許されません。

現在所属している機関(会社等)の推薦を得られること!
能力があるだけではなく、認められて人望が厚い人でなければいけません。

その他に、条件ではないものの、歯に虫歯や詰め物があると宇宙に出たとき気圧差でかなり痛むので注意が必要だったりします。

何より、安全な職場ではないのでもしもの時の覚悟も必要です。
宇宙ステーションで1日過ごせば大体1ミリシーベルト位被ばくすると言われています。
周回する宇宙ゴミが宇宙ステーションに直撃なんてことも考えられます。




宇宙飛行士という職業は宇宙開発に携われる誇り高い職業です。
かっこいいだけじゃなくて、宇宙で仕事ができる魅力も大変大きいです。

JAXAによる宇宙飛行士候補者の募集は10年に1度位の間隔で行われます。
最後に募集がかかったのは2008年で第5次の応募ですので、そろそろ第6次の募集がかかるころかもしれません
応募がかかった際は、我こそはと思う方は応募してみては?

因みに、
小学生の頃の文集を見ると僕の夢は宇宙飛行士かおもちゃ屋さんでした。(なんだこの理想の開きは、、、)

スポンサーリンク
最下部フォローミー

シェアする

フォローする

おススメ記事(広告)