冷たいものを触ると「痛い」と感じる理由

冬場の水は冷たい!

水仕事をするにはつらい季節です。

さて、冷たい水で手を洗ってる時や、
冷たい川に足を入れて遊んでいる時、
「痛い」と感じたことありませんか?

恐らくほとんどの方が経験済みだと思います。
我慢して長いこと冷たいものに触れているとうずくまる程の痛みを感じます。(そんなことしないでね)

なぜ、冷たいものを触ると「痛み」を感じるのでしょうか?

今回は冷たいものを触ったとき痛いと感じる理由をご説明します。

スポンサーリンク

痛みを感じるメカニズム

そもそも、痛みを感じるメカニズムはどういうものなのか?

簡単にご説明します。

料理中に包丁で指を少し切ってしまった場合を例に挙げてみてみましょう。

指を切ったら「痛い」ですよね、、、。
切れるということは、細胞が破壊されたということです。
細胞が破壊されると、カリウムイオン等の『発痛物質』が放出されます。
放出された発痛物質はやがて『脳』にまで届きます。

発痛物質を受け取った脳は、どこから来た発痛物質なのか読み取ります。
場所を特定した脳は、その場所の神経細胞を反応させ痛みを出させるのです。

これは通常の「痛み」
冷たいものを触ったときに感じる痛みは少し違います。

冷たいものを触ると痛い理由





冷たさが痛みに変わるメカニズムを発見したのは、
なんと!日本人!

京都大学の中川貴之 教授、金子周司 教授らの研究グループがこれを発見しました。

京都大学のWEBページより抜粋させて頂き簡単にご説明すると、

『オキサリプラチン』という物質が、冷たいものに触ることによって『プロリン水酸化酵素』という物質の活性を抑制してしまいます。

『プロリン水酸化酵素』という物質の活性が下がってしまうと、
『TRPA1』と呼ばれるたんぱく質が敏感になってしまいます。

『TRPA1』が敏感になることで、
冷たさを感じた時にわずかに放出される『活性酸素』が『TRPA1』を刺激してしまいます。

『TRPA1』が刺激されると、冷たさを『痛み』と感じてしまう。
というメカニズムです。

、、、、、。

、はい。

なんか全然すっきりしませんよね?

更に簡単に説明すると、

冷たいものに触ると、『オキサリプラチン』が悪さをして体内のたんぱく質の性質を変えてしまう。
性質の変わってしまった体内のたんぱく質は冷たさを「痛み」として認識してしまう。

といった所でしょうか。




どうですか?
知的好奇心は満たされましたか?

僕と同じ価値観の方なら、もやもやしてるかと思います、、、。

自分でいうのもなんですが、僕は何か疑問に思ったら自分なりに納得するまで調べるタイプなんですが、今回は断念、、、。
調べど、調べど、理解できない、スッキリしない、、、。

この記事を読んでくださった頭のいい方!
毎月100人ほどが【 冷たい 痛い 】で検索してなにかの答えを求めています。

小人数ですが、知的好奇心を満たそうとする人々(私を含む)を救うべく、もっとわかりやすい解説記事を書いてください!笑

それとも、この疑問に関しては、『そういうもんは、そういうもん!』で納得するべきなのか、、、。

スポンサーリンク
最下部フォローミー

シェアする

フォローする

おススメ記事(広告)